電気工事士見習いは下積み5年できついからやめた方が良いって本当?

皆さんこんにちは。神奈川を拠点に、東京・千葉でも電気工事を手掛ける株式会社エビスです。


電気工事に従事するには電気工事士の資格が必須であり、資格を持っていない人は見習いとして電気工事以外の作業を担当します。電気工事士の見習いはきついという声も聞かれますが、実際の現場ではどのような仕事をしているのでしょうか。


この記事では、電気工事士見習いの仕事について、内容・待遇・メリット・デメリットなどを解説します。併せて将来性やキャリアパスについてもご紹介しますので、これから電気工事士を目指す方はぜひ参考にしてください。




■電気工事士見習いの仕事内容と待遇は?



最初に、電気工事士見習いの仕事内容と待遇についてご紹介します。


・見習いの仕事はスキルアップにつながる


冒頭でも触れたように、電気工事士の資格がないと、電気工事の仕事に携わることはできません。資格を持たない見習いは、電気工事士の業務のサポートを担当します。


電気工事に必要なサポート業務は、道具の準備および積み込み・現場への車の運転・現場の掃除・電気工事に伴う荷物の移動・先輩へ道具を渡す・エアコンや照明器具の取り付けおよび取り外し・事務所内での各種作業など多岐にわたります。


見習いの仕事は、電気工事を効率良くスムーズに進めるために重要なものばかりです。電気工事士の仕事を実地で学び、さまざまな電気工事現場における経験を積み重ねることでスキルアップにつながり、資格取得に向けた勉強にもつながるのです。


また、第二種電気工事士の資格取得後に見習いとして働くことで、第一種電気工事士の免状申請までの期間を短くできるほか、認定電気工事従事者に必要な講習を一部省略できます。これについての詳細は、後ほど解説します。


・見習い期間の給料相場は


会社や地域によって異なるものの、電気工事士の見習い期間の給料相場は、日給で8,000円程度

・月給で16万円程度です。大手企業や都市部になるほど、給料相場が高くなります。


実務経験を積んだり電気工事士の資格を取得したりすると、担当できる仕事の幅が広がり給料アップを目指せます。


・電気工事士の資格を取得するには


電気工事士の資格は、第一種と第二種の2つで工事に携わる工作物の範囲が異なります。令和6年度から、第一種・第二種ともに受験機会が年2回となります。


電気工事士の試験は、学科試験と技能試験があり、学科試験に合格した人のみが技能試験を受験可能です。受験資格は特に定められておらず、学歴や実務経験の有無も問われないため、まずは見習い期間中に第二種の資格を取得するのがおすすめです。




■電気工事士見習いの下積み期間はなぜ5年なのか?



個人差はあるものの、電気工事士見習いとしての下積み期間の目安は、3年から5年程度と言われています。電気工事士の仕事は覚えることが多く、一通りの仕事ができるまでに早くても3年ほどかかります。


下積み期間が5年と言われているのは、電気工事士の免状取得条件も関係しています。第二種電気工事士の免状は、試験合格後すぐに取得できます。これに対して、第一種電気工事士の免状取得には通算3年以上の実務経験が必要ですが、令和3年3月31日までは原則5年以上の実務経験が必要だったのです。


この実務経験の期間は、試験合格の前後を問わず、かつ連続ではなく通算で3年とされています。このため、ブランクがあっても合計で3年の実務経験があれば条件を満たせます。つまり、第二種電気工事士の免状を取得したのち、見習いとして所定の実務経験を積むと、第一種試験に合格後すぐに免状が取得可能です。


また、認定電気工事従事者認定講習を受けるには、第二種電気工事士の免状が必要ですが、第二種の免状を取得してから電気工事の実務経験が3年以上あれば、講習を受けなくとも工事従事者の交付申請が可能です。


電気工事士として一人前に働くには、多くの技術や知識を身につける必要があります。ただ、電気というインフラを守る電気工事士は、とても魅力がある仕事なのです。電気工事士の需要は高く、将来を見据えて少しずつ技術を習得し、知識を積み重ねていくことが大切です。



■電気工事士見習いのメリット、デメリット



電気工事士見習いとして働くと、以下のメリットやデメリットが存在します。


・見習いのメリットとは


前述したように、電気工事は電気工事士の有資格者のみが施工できますが、工事現場では電気工事以外にもさまざまな仕事があります。電気工事の需要が常に存在することで、見習いの仕事がなくなることもありません。


また、第二種電気工事士の資格取得後に見習いとして働くことで、第一種電気工事士や認定電気工事従事者の免状取得までの時間を短縮できます。これにより、さらなるキャリアアップや収入アップが見込めるでしょう。


・見習いのデメリットとは


電気工事士の資格取得に向け、働きながら勉強する人はとても多いです。仕事の後勉強する時間が確保しづらくなったり、疲れた中で勉強するのが辛いと感じたりすることもあるでしょう。


また、電気工事士の資格を取得する前に見習いとして働いた期間は、電気工事そのものには携わっていないため、実務経験にはカウントされません。




■電気工事士見習いの将来性やキャリアパスは?



日本国内における電気の消費量は年々増えています。毎日の生活や仕事に必要不可欠な電気設備に加え、IT技術の導入や再生可能エネルギーの台頭などが要因です。これに加え、都市開発・設備改修工事・自然災害発生後の復興工事など、どれも電気工事業界にとって強い追い風になっており、電気工事士の需要も高まっています。


その一方で、高齢化による労働人口の減少により、電気工事士の人手不足は大きな問題とされています。電気工事士の求人数は増加傾向にあり、未経験者を積極的に採用する企業も増えています。電気工事士見習いから始め、経験を積み資格を取得することで、電気工事士として一生ものの技術が身につくのです。


電気工事士の受験資格に学歴は問われず、高卒から電気工事士を目指す人の割合が多くなっています。また、電気工事士は男性の仕事というイメージが強いですが、女性の電気工事士も多数活躍しています。一般家庭での電気工事は、男性よりも女性の方が顧客に安心感を与えられる場合もあるのです。


このように、電気工事士見習いは需要が高く、大きなやりがいを持って働くことができる仕事です。




■エビスでは電気工事職人を募集しております。



神奈川県高座郡に本社を構える株式会社エビスでは、現在電気工事に携わる スタッフを募集しております。 弊社は、電気工事からリフォームまで幅広く 請け負っている会社であり、他業種の仕事を経験できます。会社を挙げて資格取得をサポートしており、電気工事の仕事が 未経験であっても安心して働けます。


役職や給与は 技術力に応じてしっかりと評価いたしますので、経験者の方は これまで培った経験を存分に活かしてください。高いモチベーションを持って 働けるよう、社員の努力は目で見える形で還元いたします。


未経験から電気工事士を目指したい方・ 現場経験のある資格保有者の方は、ぜひ弊社へご応募ください。


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